ラグ・トゥ・ラグは、一方のラグの先端から反対側のラグの先端までの距離です。時計の縦軸に沿って、12時側から6時側までを測ります。この寸法によって、時計が手首の上で上下方向にどこまで広がるかが決まります。ケース径が同じ2本の時計でも、ラグの長さや角度によってラグ・トゥ・ラグの寸法は大きく異なることがあり、同じ手首でもフィット感に大きな違いが生じます。
レプリカ時計では、ラグ・トゥ・ラグの寸法精度はモデルごとに確認すべき要素であり、手首へのフィット感に直接影響します。ケース径が正しくてもラグ・トゥ・ラグが長いレプリカは手首からはみ出し、表記サイズにかかわらず大きすぎる印象になります。上位グレードでは、ラグの形状は対象モデルの仕様に合わせて製造されます。下位グレードでは、ラグの長さや角度がオリジナルからずれ、装着感にはっきりとした違いが生じることがあります。
実際の使われ方
- 手首が細い方にとって、ラグ・トゥ・ラグはフィット感を判断するうえでより重要な寸法です。ケース径40mm、ラグ・トゥ・ラグ48mmの時計は、ケース径にかかわらず細い手首からはみ出します。ラグの先端が手首の端を越えるためです。手首へのフィット感を優先するなら、最初に確認すべき寸法はラグ・トゥ・ラグです。
- ラグの角度は、ラグ・トゥ・ラグの寸法が手首の曲面にどう沿うかに影響します。下向きに傾斜したラグは手首の形に沿うため、ラグ・トゥ・ラグが長くても実際のはみ出しを抑えます。同じ寸法でも、まっすぐなラグはより平らに載るため、丸みのある手首でははみ出しが目立つことがあります。
- QC(品質確認)写真では、ラグ・トゥ・ラグの寸法精度は側面写真で確認するのが最適です。ラグの先端は、対象モデルに見合った先細りとカーブを描いている必要があり、長すぎても短すぎてもいけません。対象モデルの側面写真と直接比較すると、真上からの写真では分からない違いが見えてきます。
- レプリカの商品情報にラグ・トゥ・ラグの寸法が記載されることはまれです。通常、販売者はケース径のみを記載しています。大型のスポーツウォッチやパイロットモデルなど、ラグ・トゥ・ラグがフィット感の懸念点として知られるモデルでは、注文前に販売者へ直接問い合わせることが、寸法を確実に確認する唯一の方法です。
- ブレスレットのエンドリンクの適合性は、ラグ幅だけでなくラグの形状にも同じように左右されます。特定のモデル用に設計されたブレスレットでも、レプリカのラグの角度やラグ・トゥ・ラグが正規品と異なる場合、ラグ幅が正しくても適切に収まらないことがあります。
関連用語
ラグ幅 · ケースサイズ · ケース厚 · 一体型ブレスレット · ステンレススチール製ブレスレット
次に読むガイド
ラグ・トゥ・ラグが手首へのフィット感に与える影響など、レプリカ時計のケース仕様全般については、こちらをご覧ください:レプリカ時計のケースガイド