ATMは気圧(atmospheres)の略で、時計の防水等級を表す圧力の単位です。1 ATMは、海面を基準とした約10メートルの静水圧に相当します。5 ATMの時計は静止状態で水深50メートルに相当する圧力に耐える等級で、20 ATMの時計は200メートル相当の等級です。
ATM防水等級は、管理された静的条件下で試験されます。これは実験室での性能を示すもので、実際の使用での水深の限界を示すものではありません。動き、衝撃、急激な水深の変化によって生じる動圧は、表示された水深の数分の一でも静的な防水等級を超えることがあります。ATMの数値は目安であり、安全に使用できる上限ではありません。
ATM防水等級と実際の使用
- 3 ATM / 30m:水しぶきへの耐性のみ。手洗いや小雨に対応します。水泳には適しません。
- 5 ATM / 50m:水泳に適しています。ダイビング、水面での衝撃を伴うシュノーケリング、長時間の水没には適しません。
- 10 ATM / 100m:レジャーでの水泳やシュノーケリングに適しています。スキューバダイビングには適しません。
- 20 ATM / 200m:レクリエーショナルダイビングに適しています。この等級でISO 6425に適合する時計は、正式なダイバーズ計器としての要件を満たします。
- 30 ATM / 300m以上:プロフェッショナルダイビング向けの範囲です。堅牢なケース構造が必要で、飽和潜水用モデルにはヘリウムエスケープバルブが必要です。
レプリカにおける位置づけ
- レプリカの商品情報に記載されたATM防水等級は設計仕様であり、独立した検証を受けた試験結果ではありません。この等級が反映するのは想定された構造であり、認証された試験結果ではありません。
- ATM表示が実際の使用時の防水性能にどう対応するか、静圧での評価と動圧の違いも含めた詳しい解説はこちら:レプリカ時計の防水性能ガイド
- ATM表示の防水性能は永久に維持されるものではありません。当初の表示値にかかわらず、シールの劣化、リューズの摩耗、衝撃によって、実際の防水性能は時間とともに低下することがあります。
関連用語
防水性能 · ISO 6425 · 静圧 · 動圧 · パッキン · リューズシール · 裏蓋シール · 圧力試験
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ATM表示が実際の使用時の防水性能にどう対応するか、静圧での評価と動圧の違いも含めた詳しい解説はこちら:レプリカ時計の防水性能ガイド